食品検査~基本栄養成分…

基本栄養成分

食品表示法

セット 検査項目*1 検査日数*3 検体量
セット1 =表示義務 熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・
食塩相当量
8~11 200g以上
セット2  熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・
水分・灰分・食塩相当量
8~11 200g以上
セット3  熱量・たんぱく質・脂質・炭水化物・
水分・灰分・食物繊維・糖質・食塩相当量
11~14 300g以上
アルコール分*2 6~8 100g以上
酢酸*2 6~8 100g以上

*1)食塩相当量:「ナトリウム」または「食塩相当量」または「ナトリウム+食塩相当量」を選択してください。
*1)単項目の検査も行っています。お問い合わせください。
*2)アルコールや酢を含む食品を分析する際は、より正確な分析値を得るために、項目の追加をお勧めします。
*3)依頼件数によっては日数がかかります。

食品表示法(脂肪酸)

脂肪酸の検査には、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、トランス脂肪酸があり、それぞれの総量または脂肪酸ごとの定量検査を実施しています。そのうち、飽和脂肪酸は食品表示法で表示推奨項目になっています。また、消費者庁の「トランス脂肪酸の情報開示に関する指針」では、トランス脂肪酸の含有量を表示する際は、飽和脂肪酸とコレステロールの含有量もあわせて表示するとされています。対応したコレステロールの検査も実施しています。

脂肪酸試験
セット名 項目 検査日数*1 検体量
3項目セット 飽和脂肪酸 11~14 300g
トランス脂肪酸
コレステロール
2項目セット 飽和脂肪酸 11~14 300g
トランス脂肪酸
個別 飽和脂肪酸 11~14 300g
トランス脂肪酸 11~14 300g
コレステロール 11~14 300g
脂肪酸定量 11~14 300g
脂肪酸組成 11~14 300g

*1)依頼件数によっては日数がかかります。

食品表示法(ミネラル)

ミネラルとは、生体を構成する元素のうち水素、炭素、窒素、酸素を除いたものの総称です。ミネラルは体内で合成できないため、食物として摂る必要があります。
栄養素として欠かせないものにナトリウム、カルシウム、マグネシウム、カリウム、鉄、マンガン、亜鉛などがあります。それら食品中の各種ミネラルの検査を実施しています。

食品添加物

食品添加物

食品衛生法に基づき、食品中の食品添加物の検査を実施しています。保存料(ソルビン酸、安息香酸、二酸化硫黄、亜硝酸根など)、甘味料(サッカリンナトリウム)、着色料(許可色素12種)などがあります。

食品添加物検査
項目 検査日数 検体量
サッカリンナトリウム 6~8 200g以上
合成着色料(許可12種) 6~8 300g以上
ソルビン酸 6~8 200g以上
安息香酸 6~8 200g以上
パラオキシ安息香酸 6~8 200g以上
ターシャリーブチルヒドロキノン(TBHQ) 6~8 200g以上
ブチルヒドロキシアニソール(BHA) 8~11 200g以上
ジブチルヒドロキシトルエン(BHT) 8~11 200g以上
二酸化硫黄 6~8 200g以上
亜硝酸根 6~8 200g以上
プロピレングリコール 6~8 200g以上
サイクラミン酸 6~8 200g以上
スーダン色素 8~11 200g以上
パラレッド 8~11 200g以上

残留農薬

残留農薬検査(ネオニコチノイド系農薬)
       項目         検査日数 検体量*1
アセタミプリド 4~6 100g以上
イミダクロプリド 4~6 100g以上
クロチアニジン 4~6 100g以上
ジノテフラン 4~6 100g以上
チアクロプリド 4~6 100g以上
チアメトキサム 4~6 100g以上
上記6項目セット 6~8 100g以上

*1)検体によっては、均質性を考慮し500g以上を用意されることをお勧めします。

その他の食品化学

理化学試験

各種成分は以下のとおりです。

検査項目 検査日数 検体量
ナトリウム 6~8 200g以上
カリウム 6~8 200g以上
カルシウム 6~8 200g以上
マグネシウム 6~8 200g以上
りん 6~8 200g以上
亜鉛 6~8 200g以上
マンガン 6~8 200g以上
6~8 200g以上
6~8 200g以上
pH 3~5 50g以上
水分活性 3~5 50g以上
Brix糖度(可溶性固形分) 3~5 50g以上
カドミウム 6~8 200g以上
6~8 200g以上
ヒ素 6~8 200g以上
クロム 6~8 200g以上
総水銀 6~8 100g以上
シアン化合物(生あん) 6~8 200g以上
食塩含有率(塩蔵わかめ) 6~8 200g以上
詰め水塩分(かき漬け水) 3~5 50g以上

変質試験

油を使った加工食品の油脂の劣化の指標となる酸価、過酸化物価、魚介類を常温で保存するなど不適切な取扱いにより生じるヒスタミンや揮発性塩基窒素(VBN)など食品の変質指標の検査を実施しています。

変質試験
セット名 項目 検査日数 検体量
油脂、食品中油脂 酸価・過酸化物価 6~8 要相談(油脂が15g以上取れる量)
酸価 6~8 要相談(油脂が15g以上取れる量)
過酸化物価 6~8 要相談(油脂が15g以上取れる量)
蛋白質 アンモニア性窒素 6~8 200g以上
揮発性塩基窒素(VBN) 6~8 200g以上
アンモニア性窒素・揮発性塩基窒素 8~11 300g以上
魚介類や魚介類加工品 ヒスタミン 6~8 100g以上
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